Reclaim.aiとは?料金・日本語対応・Google/Outlook連携を調査【2026年】

AIがカレンダー内の予定を自動で組み替えるイメージ AI・業務効率化

先に結論を言うと、Reclaim.aiは「空いている時間を探す」だけの予約ツールではありません。Google CalendarやOutlookの予定を読み取り、集中作業、繰り返しの習慣、会議、休憩を優先度に合わせて組み直すAIカレンダーです。

会議に追われて作業時間が消えやすい人には相性がよく、1人なら無料のLiteプランから始められます。ただし、管理画面と公式ヘルプは英語が中心です。また、カレンダーを動かすために広い権限を渡すサービスなので、会社のGoogle WorkspaceやMicrosoft 365で使う場合は、社内ルールも先に確認した方がよいでしょう。

確認項目 2026年9月13日時点の調査結果
無料プラン Liteプランあり。1ユーザー、5 AI Agents、1週間先までの自動調整など
有料プラン Starterは年払いで月10ドル相当、Businessは月15ドル相当
対応カレンダー Google CalendarとMicrosoft Outlookを正式サポート
日本語対応 日本語UI・日本語ヘルプは公式情報で確認できず、英語中心
主な対象 会議と作業時間の両立に悩む個人、フリーランス、チーム

Reclaim.aiが向く人・向かない人

向いている人

  • 会議が入るたびに、集中作業の予定を手で組み直している
  • Google CalendarまたはOutlookを仕事の中心にしている
  • 複数のカレンダーをまたいで空き時間を管理したい
  • 習慣、タスク、会議に優先順位を付けて予定を守りたい
  • Calendlyのような日程調整リンクに加え、作業時間も確保したい

合わない可能性がある人

  • 管理画面やサポートを日本語だけで使いたい
  • Appleカレンダーを直接の中心として使いたい
  • カレンダーへの読み書き権限を外部サービスへ渡せない
  • オンプレミス版Exchangeや共有・委任Outlookカレンダーが必須
  • 予約時の決済まで一つのツールで完結させたい

Reclaim.aiは何を自動化するのか

Reclaim.aiは、Google CalendarやOutlookを置き換える新しいカレンダーというより、今あるカレンダーの上で動く調整役です。予定を別の場所へ移すのではなく、既存の予定を見ながら、動かせる時間枠を自動で配置します。

たとえば「今週は5時間の集中時間を確保する」「毎朝30分、メール処理をする」「毎週の1on1を全員が空いている時間へ置く」といった条件を設定します。その後に重要な会議が入れば、固定されていない作業枠や習慣を別の空き時間へ移動します。

Focus Time:集中時間を先に守る

Focus Timeは、具体的なタスク名が決まっていなくても、深い作業に使う時間を週単位で確保する機能です。会議とぶつかると別の時間へ動きますが、手動で移動するとロックされ、それ以上は自動で動かなくなります。

Habits:繰り返し予定を柔軟に置く

Habitsは、昼食、運動、計画、メール処理など、何度も繰り返す行動向けです。「火曜の午後ならどこでもよい」のように幅を持たせ、空き状況に応じて適切な位置へ入れられます。毎週同じ時刻に固定する通常の繰り返し予定とは、ここが違います。

Tasks:期限のある仕事を予定へつなぐ

Tasksは、期限と必要時間がある作業向けです。Google Tasksのほか、有料プランではTodoist、Asana、ClickUp、Jira、Linearなどとの連携が案内されています。

ここは公式ヘルプを読む際に注意が必要です。Reclaim 1.0の資料にはタスクをカレンダーへ自動配置する説明が残っていますが、Reclaim 2.0の案内では、連携したタスクから「今やる仕事」を提案する流れが中心になっています。登録後、自分の画面が1.0と2.0のどちらかを確認してから運用方法を決めるのが確実です。

Smart MeetingsとScheduling Links

Smart Meetingsは、1on1や定例会議のような繰り返しの打ち合わせを、参加者の空き時間と優先度に合わせて調整します。Scheduling Linksは、相手に予約用リンクを渡す機能です。

単に空いている枠を見せるだけではありません。優先度の低い予定を動かせる設定にしておけば、重要な打ち合わせを入れる余地を広げられます。予定が詰まりがちな人ほど、一般的な日程調整リンクとの差を感じやすい部分です。

無料プランと有料プランの料金

料金は1ユーザーあたりです。公式料金ページには年払いと月払いの両方があり、年払いは月額換算が安くなります。

プラン 年払いの月額換算 月払い 主な位置づけ
Lite 無料 無料 個人で基本的な自動調整を試す
Starter 10ドル/席 12ドル/席 最大10席の小規模チーム
Business 15ドル/席 18ドル/席 最大100席、より多い自動化・分析
Enterprise 22ドル/席 月払いなし 100席超、専用サポート・管理機能

日本円の目安は? 日本銀行が公表した2026年9月11日17時時点のドル円は、1ドル154.21〜154.23円でした。計算しやすいよう1ドル155円とすると、年払いの月額換算はStarterが約1,550円、Businessが約2,325円、Enterpriseが約3,410円です。カード会社の換算レートや税によって、実際の請求額は変わります。

Liteプランで確認できる範囲

Liteは1人用の無料プランです。公式料金ページでは、5つのAI Agent、1週間先までのスケジュール調整、Calendar Sync 1件、Scheduling Link 1件などが案内されています。連携できる外部サービスには制限があり、Google Tasks、Slack、Zoom、Google Meetなどが無料枠の対象です。

無料だから数日で終了するわけではなく、Lite自体はFree foreverとされています。新規アカウントには有料機能を試せる14日間のTrialが付き、終了後は自動的にLiteへ移行します。公式ヘルプでは、自分で有料プランへ変更しない限り請求されないと説明されています。

Google CalendarとOutlookの対応

Reclaim.aiはGoogle CalendarとMicrosoft Outlookを正式にサポートしています。複数のGoogle・Outlookカレンダーを接続し、仕事用と個人用の両方を見ながら予定を調整できます。ブラウザーのタイムゾーンをもとにHome timezoneが設定されるため、日本時間での利用も可能です。出張時だけTravel timezoneを設定し、帰国日に元へ戻す機能もあります。

Outlook対応は正式版ですが、Google側とまったく同じではありません。2026年9月時点の公式ヘルプでは、次の制約が案内されています。

  • Microsoft Outlook Tasksとの連携は未提供
  • Microsoft Teamsの会議リンクには対応するが、Teams Chat/Status連携は未提供
  • 委任・共有Outlookカレンダーは未対応
  • オンプレミスまたはホスティング型Exchangeは未対応

会社のMicrosoft環境で使う場合は、「Outlook対応」という一言だけで決めず、共有予定表やExchangeの構成まで確認しておきたいところです。

Reclaim.aiは日本語で使える?

2026年9月13日時点で、日本語の公式サイト、管理画面、ヘルプセンターは確認できませんでした。少なくとも、最初から日本語だけで迷わず使えるサービスとは言いにくい状況です。

一方、タイムゾーンはブラウザーをもとに設定され、Google CalendarとOutlookで日本時間を扱えます。問題になりやすいのは時刻ではなく、優先度、稼働時間、公開範囲、カレンダー権限といった設定を英語で理解できるかどうかです。

英語に不安がある場合、有料契約から始める必要はありません。Liteでカレンダーを一つ接続し、予定の表示、移動、ロック、共有相手からの見え方まで確認してから判断する方が安全です。

カレンダー権限とデータの注意点

Reclaim.aiが予定を自動調整するには、GoogleまたはMicrosoftのカレンダーへアクセスする必要があります。Google連携では、予定の同期・作成、タスクや習慣の管理、出欠回答、時間分析、Slackなどの連携に必要なOAuth権限を求めると公式ヘルプに記載されています。

公式セキュリティページでは、保存時と通信時の暗号化、SOC 2、GDPR、CCPA、Data Privacy Frameworkへの対応を掲げています。インフラは米国のAWSリージョンに置かれ、データを利益目的や共同マーケティング目的で第三者へ販売・共有しないとも説明しています。

これらは安心材料ですが、会社の予定には顧客名、会議名、プロジェクト情報が含まれることもあります。個人の判断だけで接続せず、社内のSaaS利用規程、データ保存地域、管理者承認の要否を確認してください。不要になった接続を解除できるかも、導入前に見ておきたいポイントです。

Motion・Calendlyとの違い

サービス 得意なこと 向いている使い方
Reclaim.ai 既存カレンダー上で集中時間、習慣、会議を優先度に沿って調整 Google/Outlookを残したまま、忙しい週を自動で組み替えたい
Motion タスク・プロジェクト管理とAIカレンダーを一体化 仕事の管理自体を一つのサービスへまとめたい
Calendly 外部の相手との予約受付、日程調整、決済連携 商談、相談、面談などの予約導線を整えたい

Reclaim.aiは、すでにAsana、ClickUp、Jira、Todoistなどを使っており、それらを入れ替えずに予定へつなぎたい人に合います。プロジェクト管理まで一体化したいならMotion、外部予約と決済が中心ならCalendlyの方が目的に近い場合があります。Reclaim.aiのScheduling Linksには、現時点で予約時の決済機能がありません。

以前よく比較されたClockwiseは、2026年3月27日にサービスを終了しました。現在は新規導入候補として並べるのではなく、Clockwiseからの移行先を探す場合の比較対象として考えるのが適切です。

登録前に確認したい5項目

  1. Google CalendarとOutlookのどちらを中心に使うか
  2. 会社のカレンダーを外部SaaSへ接続してよいか
  3. Liteの1週間先までの調整で足りるか
  4. 英語の設定画面やヘルプでも運用できそうか
  5. 日程調整、タスク管理、集中時間のうち、どれを最優先するか

特に大事なのは、Reclaim.aiへ何を任せたいかを決めることです。単に相手へ空き時間を見せたいだけなら、機能が多すぎるかもしれません。逆に、会議が入るたびに作業時間を手で直しているなら、自動再配置まで含むReclaim.aiの方が負担を減らせる可能性があります。

まとめ

Reclaim.aiの強みは、予定を表示することではなく、優先順位に合わせて「動かせる予定」を組み直すところにあります。Google CalendarとOutlookの両方に対応し、個人ならLiteを無料で続けられるため、自分の働き方に合うか試しやすいサービスです。

ただし、日本語対応は確認できず、カレンダーへのアクセス権限も必要です。Outlookでは未対応の機能も残っています。まずは重要度の低いカレンダーや予定で挙動を確認し、任せてもよい範囲が見えてから仕事用カレンダーへ広げるのが無理のない進め方です。

調査に使用した主な情報源

公式情報確認日:2026年9月13日。料金・機能・対応状況は変更される場合があります。申込み前に公式サイトで最新条件をご確認ください。

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